古事記の実行(植芝盛平翁語録)

 古事記の実行が合気である。
 四魂の働き、結びて力を生ず。
 愛を生み、気を生み、精神科学が実在をあらわす。
 神の言葉そのものが気である。
 正勝、吾勝、勝速日の御事に神ならわねばならない。
 正勝は屈せぬこと、吾勝はたゆまぬこと、勝速日は勝利栄光をいう。
 正勝吾勝勝速日天之忍穂耳命とは大きな、そしてすぐれたお方の義。
 一人一人が心の洗濯をし、心の立て直しをする。
 世界から戦争、喧嘩をなくす。
 それが小戸の神業である。
 昔から「武は神なり」と言われている通り、武は神の立てたる道にして真、善、美なる経綸とともにある。
 真人をつくる道でもある。