魂の実を結べ(植芝盛平翁語録)

 現代は魄(物質)の世界である。
 魂(精神)の花を咲かせよ。
 魂の実を結べよ。
 魂の花を咲かせ、魂の実を結び、顕幽神三界を守るところの人格者とならねばならない。
 多宝仏塔は自己の中に建てるよう。
 そういう境地に少しでも近付ければ合気道とは何のために行うものなのかが分かってくるはずである。
 自己を縛らず、自己に縛られず、真の自己を生みだす場の体を大切に扱い、精神の道をきれいに掃除しておかねばならない。
 心を磨いて魂の道を明らかにすれば、働きは融通に変わる。