【佐倉合気会会報】2020年7月(抄)

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【佐倉合気会会報】2020年7月
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 暑さの厳しい時期を迎えました。
 コロナ・ウイルス感染防止対策に鑑み、当面、マスクを着用し、体の接触を伴わない形での稽古が続きます。
 この機会に合気道の動きや形の基本を確認してまいりましょう。
 
 市民体育館での稽古は再開となりましたが、去る6月22日付けの「稽古再開に当たっての対応について」でお知らせしたように、当面、特別な対応となっています。
 稽古時間は、(1)日曜日は時間帯を変更し午前10時~12時、(2)火曜日は午後7時~9時ですが、現在体育館の利用時間は午後5時までと制限がかけられているため、その解除待ち、(3)土曜日は午後3時~5時となります。
 稽古内容は、8月末までをめどとして、準備体操、体の転換、杖・剣の基本動作など体の接触を伴わないものとなります。
 また、市民体育館の利用人数・見学制限の要請を受け、当面、当会の会員のみの稽古としています。
 マスクの着用、発熱・咳等の症状があれば出席を控える、手洗いの徹底をお願いします。
 なお、引き続き、更衣室の利用禁止、下駄箱の利用制限(靴袋の持参が必要です)が行われていますので、ご注意ください。
 9月末までの体育館の予約が確定しました。
 稽古定例日とお休みの有無は、次のとおりです。

 【7月】
 7月4日(土)
 7月5日(日)
 7月7日(火)お休み(利用時間制限が確定しました)
 7月11日(土)
 7月12日(日)
 7月14日(火)(利用時間制限の解除待ち)
 7月18日(土)
 7月19日(日)
 7月21日(火)(利用時間制限の解除待ち)
 7月25日(土)
 7月26日(日)
 7月28日(火)(利用時間制限の解除待ち)

 【8月】
 8月1日(土)
 8月2日(日)
 8月4日(火)(利用時間制限の解除待ち)
 8月8日(土)
 8月9日(日)
 8月11日(火)(利用時間制限の解除待ち)
 8月15日(土)
 8月16日(日)
 8月18日(火)お休み(学校職員健康診断のため)
 8月22日(土)お休み(佐倉市近隣柔道大会のため)
 8月23日(日)
 8月25日(火)(利用時間制限の解除待ち)
 8月29日(土)
 8月30日(日)

 【9月】
 9月1日(火)(利用時間制限の解除待ち)
 9月5日(土)
 9月6日(日)
 9月8日(火)(利用時間制限の解除待ち)
 9月12日(土)
 9月13日(日)
 9月15日(火)(利用時間制限の解除待ち)
 9月19日(土)
 9月20日(日)
 9月22日(火)(利用時間制限の解除待ち)
 9月26日(土)
 9月27日(日)
 9月29日(火)(利用時間制限の解除待ち)

○2020年度定期総会について
 今年度定期総会は、コロナ・ウイルス感染防止を考慮し、人が集まって開くことはせずに、書面により議事についての賛否を提出していただくこととしています。
 道場に総会資料と提出書面を置いていますので、資料をご覧いただき、7月末までに書面の提出をお願いいたします。

○2020年度スポーツ保険への加入について
 稽古中のけがなどに備えるため、2020年度スポーツ保険への加入をお願いします。
 申込み用紙は道場にあります。
 保険料は、中学生800円、高校生以上64歳以下1,850円、65歳以上1,200円です。

*** 山根政行著「へちまの葉」(p96~97)から ***
   「たけむす」

  くづれゆく たけいけがきの かたわらに
  さくらぎの木の ふとりゆくあり

 ある日ふと足元にめをやれば、朽ち落ち掛る生垣の竹。
 そのかたわらには両の掌に余る程にふとった桜の苗木。
 十有余年の歳月の移り行くさまのあまりの確かさに思わず感じさせられた場面でありました。
 うちにまことあればそとにあらわるといわれますが、くずれゆくことも、育ちゆくことも又真理というべきでありましょうか。
 かたちという物事の表面が時と共に変化してゆくありようには浅く深く人の心にしみ入るものがあります。
 そのことはとりもなおさず、うちなるものが外に表われて形がつくられ、うちなるものが変化することによってうつるということが生じるからであります。

  武産の庭に立ちたや神々と
  神楽舞いたやこの庭で

 昨年の暮の納会で披露させていただいた詩であります。
 道にすすむ者であれば誰れ彼れといわず心の底の深いところで希うところのものがあると思います。
 汲めども尽きぬよろこびの泉の湧きいでることの理想と日々の稽古の現実はこれ程確かなものはない程に互にくい込み合っているものであると申しあげます。
 志を同じくする者が互のうちなるまことを練りに練りあうことによって光輝く世界が実現される庭、このような庭に是非立ちたいものであります。
 「合気道とは言霊の妙用である」という道の教えも又、うちなるまことがそとにあらわれるという「武産合気」の原理を示す大切な教えでもあります。