【佐倉合気会会報】2021年8月(抄)

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【佐倉合気会会報】2021年8月(抄)
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 梅雨明けとともに厳しい暑さが続いています。
 コロナウイルスの感染も引き続き警戒が必要です。
 稽古で体と心を整え、この夏を乗り切りましょう。
 なお、千葉県において新型コロナウイルス緊急事態宣言が発令されることになりました。
 これに伴い、稽古日程等に変更がある場合は、改めてメールやホームページによりお知らせいたします。

(市民体育館柔道場の利用再開について)
 8月1日(日)から土曜日午後、日曜日午前の稽古については、市民体育館柔道場の利用が基本となります。
 火曜日夜間の稽古は、引き続き根郷中学校武道場(佐倉市山王2-37-1。佐倉市学校開放事業)を利用いたします。
 (中略)
 市民体育館の利用が再開されるのは、1階の諸施設のみで、2階以上のフロアは、ワクチン接種会場として使用されています。
 このため、次の注意事項を守ることが求められています。
・駐車場は、佐倉東高校手前側の同高校脇駐車場または同高校向こう側の自由広場をご利用ください。
・体育館への入退館は、ワクチン接種者との接触を避けるため、1階玄関(柔道場の出入口に面した玄関)からのみとなります(通常の正面玄関は利用不可)。
・1階更衣室は利用できません。
・待機場所がないため、利用時間前の入館は控えるとともに、入れ替え時間を設けるため、利用時間終了の10分前に退室します。
・団体利用の場合、申請書のほかに、「同意書」の提出が必要となります(利用料金支払の際、担当者が窓口に提出します)。
・当日の利用者の住所・氏名・電話番号・体温を記入した利用者名簿を1か月間保管することが必要です。

(稽古日程と諸注意)
 8月及び9月の稽古日程及び諸注意は、次のとおりです。
・根郷中学校、(中略)とも着替えの場所はありませんので、道着を着装の上、ご来所ください。
・車で来る場合、根郷中学校は隣接の佐倉市立南図書館の駐車場をご利用ください(路上駐車は厳禁です)。(中略)
・根郷中学校の敷地内はすべて禁煙です。
・根郷中では、許可された場所以外への立入は禁止です。ごみはお持ち帰りください。
・根郷中学校武道場では、稽古開始前に畳を敷き、稽古終了後に片付けることが必要です。ご協力をお願いします。
・コロナ・ウイルス感染拡大防止のため、稽古では引き続き、(1)マスクの着用、(2)手指の消毒、(3)畳の消毒、(4)非接触の稽古(杖など)とともに、徒手の稽古では相手を固定するなどを徹底します。
 なお、市民体育館柔道場は、冷房を入れることができますが、(中略)では、暑さ対策として稽古時間を普段よりも短縮することとしています。
 また、暑さが厳しい時期の稽古時間は、担当者の判断により短縮し、残余の時間は各個人の稽古・研究に充てることがありますので、よろしくお願いいたします。

 【8月】
 8月1日(日) 市民体育館柔道場9:30~12:30
 8月3日(火) 根郷中武道場19:00~21:00
 8月7日(土) 市民体育館柔道場15:00~17:00
 8月8日(日) 市民体育館柔道場9:30~12:30
 8月10日(火) お休み(暑中休暇)
 8月14日(土) お休み(暑中休暇)
 8月15日(日) お休み(暑中休暇)
 8月17日(火) 根郷中武道場19:00~21:00
 8月21日(土) 市民体育館柔道場15:00~17:00
 8月22日(日) 市民体育館柔道場9:30~12:30
 8月24日(火) 根郷中武道場19:00~21:00
 8月28日(土) ※(中略)15:00~17:00(柔道場は柔道錬成大会を実施)
 8月29日(日) 市民体育館柔道場9:30~12:30
 8月31日(火) 根郷中武道場19:00~21:00
 注:8月から11月までの根郷中武道場(佐倉市学校開放事業)については、利用継続の申請書を提出済みです。

 【9月】
 9月4日(土) 市民体育館柔道場15:00~17:00
 9月5日(日) 市民体育館柔道場9:30~12:30
 9月7日(火) 根郷中武道場19:00~21:00
 9月11日(土) 市民体育館柔道場15:00~17:00
 9月12日(日) 市民体育館柔道場9:30~12:30
 9月14日(火) 根郷中武道場19:00~21:00
 9月18日(土) ※(中略)15:00~17:00(柔道場は成徳会が利用)
 9月19日(日) 市民体育館柔道場9:30~12:30
 9月21日(火) 根郷中武道場19:00~21:00
 9月25日(土) 市民体育館柔道場15:00~17:00
 9月26日(日) 市民体育館柔道場9:30~12:30
 9月28日(火) 根郷中武道場19:00~21:00

○会報送付の希望確認について
 佐倉合気会の会報送付についての希望を確認中です。
 会報送付を引き続き希望し、まだその旨ご連絡いただいていない方は、本メールに対し「会報送付を希望する」旨のご返信をお願いいたします。
 8月末を締切として、9月の会報送付からは希望をお知らせいただいた方に限らせていただきます。

*** 山根政行著「へちまの葉」(p122~123)から ***
   「へちまの葉」
 財団法人合気会が編集し、出版芸術社が発行している「合気道探求」第三十七号への寄稿依頼が昨年十月に本部道場からありました。
 コーナー名は「合気道人生」、字数は五千二百字程度、写真は十点程、とくに昔の写真を多めに、タイトル名を付けて、期日は十一月十日迄、とのことでありました。
 無名の一会員を自負する小生にとっては思いがけない依頼でありました。
 十月末には名古屋での研修会をひかえていたこともあって準備を急ぎました。
 先人がどのような内容を書いていたのか、自分の場合は何をどのように伝えたらよいのか、等をメモにまとめることから始めました。
 写真は手持のもので間に合わせました。
 そして多くの不備はありましたが、タイトル名を「合気道とへちまの葉」として名古屋行の前に投稿することができました。
 「へちまの葉」については、その時たまたま読み終えた「坂の上の雲」(司馬遼太郎)の中にあった正岡子規に関連した場面の印象から引用したものであります。
 司馬さんがどのようにしてこの場面を執筆されたのかは正確にはわかりませんが、小生の調べでは子規が、明治三十五年九月十九日の未明に三十五才で没した数日前の九月十四日の朝、付き添っていた弟子の高浜虚子によって口述筆記された「九月十四日の朝」という小文が残っており、その中に「たまに露でも落ちたかと思うように、糸瓜の葉が一枚二枚だけひらひらと動く。」とありました。
 「子規にとってはこのへちまの葉のゆらめきだけが天地の変化のすべて」と書いたのは、おそらく司馬さんの子規への想いがそうさせたものと推察いたします。
 発行された同じ三十七号の中に田村信喜先生のことばとして「私は合気道とは自分を知るためのもの、と考える。」とありました。