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【佐倉合気会会報】2020年5月
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新緑の季節を迎えましたが、新型コロナウイルス感染症の終息がまだ見えない現状です。
4月30日、市民体育館から5月末まで休館措置を続けるとの連絡がありました。
体力・健康を維持するとともに、感染防止に努めてまいりましょう。
2020年7月末までの稽古日(日、火、土)における市民体育館の予約状況は、次のとおりとなっています。
市民体育館の休館措置が解除され、稽古の再開が決まりましたら、メール配信、ホームページ等によりお知らせいたします。
【5月】
5月末まで休館が続きます。
【6月】
6月2日(火)
6月6日(土)
6月7日(日)
6月9日(火)
6月13日(土)
6月14日(日)
6月16日(火)
6月20日(土)
6月21日(日)
6月23日(火)
6月27日(土)
6月28日(日)
6月30日(火)
【7月】
7月4日(土)
7月5日(日)
7月7日(火)
7月11日(土)
7月12日(日)
7月14日(火)
7月18日(土)
7月19日(日)
7月21日(火)
7月25日(土)
7月26日(日)
7月28日(火)
○行事等の予定
・5月16日(土)、高崎アリーナにおいて予定されていた第58回全日本合気道演武大会は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止となりました。
・毎年5月末に開催していた佐倉合気会の総会は、新型コロナウイルス感染の現状に鑑み、延期します(日時未定)。
・6月13日(土)、14日(日)に予定していた佐倉合同研究会は中止し、通常の稽古といたします。
○2020年度スポーツ保険への加入について
稽古中のけがなどに備えるため、稽古が再開され初めて出席するときに、2020年度スポーツ保険への加入をお願いします。申込み用紙は道場にあります。
保険料は、中学生800円、高校生以上64歳以下1,850円、65歳以上1,200円です。
*** 山根政行著「へちまの葉」(p92~93)から ***
「技術」
バイオリニスト辻久子さんの言葉に「(自分は)音楽の神様のお告げを、みなさんに間違いなく伝える役をしているだけなんだと思います」とありました。
更に、「自分が弾いて客に聴かせているという意識がない程最近は心と技と体が一つになったと感じる」ともありました。(朝日新聞「ひと」欄)
サラサーテの名曲「チゴイネルワイゼン」の演奏だけでも三千回を超えるという六十年間バイオリン一筋の辻さんの精進のあとがうかがえる言葉であります。
技術というものが持つ性格に、物の名前や形を憶えておしまい、といった単純な面だけでなく、丁度食事や呼吸がものの命をつなぐ所作であるように、継続しながら修得して行くところがあることから深くこころとからだにかかわり合ってくるものであると思います。
ある意味で、技というものはこころとからだそのものといえるのかも知れません。
心身一如、彼我一体といった境地には何か尊い澄んだものを感じます。
それは修練の過程に於いて余ったところを捨てて、磨いてゆくといった浄化作用が働くからなのでありましょうか。
技術は自然の摂理の体現とも言えましょう。
それ故修得に際しては素直であるということが大切とされます。
その素直さにしましても、こころにも、からだにも求められるところであります。
又、熱いこころを持ち続けることも勿論大切なことであります。
熟するに従って条理が明らかにされてくることは修業する者にとって最大のよろこびであります。
それは創造の世界であるからであります。
しかし乍らこのことは数千回数万回と繰り返される反復のしかも一挙手一投足にていねいなこころの思いが尽くされ、積み重ねられ、養成されてこそ実現可能な世界であります。
合気道の技法の修得にしても同様であります。