今年も盛大に、且つ無事に合同合宿稽古を終えることができました。
佐倉での唯一最大の行事であるこの合宿に皆様お一人お一人が中心となって結束された現実は、参加された各団体、個人の深く印象に残ることでありましょう。
この合宿は日々の稽古の積み重ねの大切さを反省させられる場でもありました。
人の思いのふれあいの楽しさを再認識させられる場でもありました。
多くの一人一人に新らたな物語りが生まれた場でもあったことと思います。
いのちの実現と追進のかたちはさまざまでありますが、「一は多を産み、多は一に帰す。」の教えの通り、合気道の技も人の心も固定されたものでなく一呼吸一呼吸生きているように思えます。
何故ならばいのちは常に追進し、有るが故に有らしめようとするからであります。
稽古の意味もそこにあるようにおもえます。
合気道が、自然さと自由さを要件とする産霊の実現であるならば、一人一人が中心となって輝き多くの人達が一つになったこのような合宿は、合気道の何たるかを考える上でも貴重な場であったことは確かであります。
皆様ありがとうございました。
根ともなり幹とも葉とも現れて
我とうものに目覚めてあらまし(古歌)