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【佐倉合気会会報】2020年12月
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全国的にコロナの感染拡大が懸念されています。
引き続き、感染拡大防止に配慮しつつ、稽古を慎重に、かつ楽しく続けてまいりましょう。
日曜日(10:00~12:10)、火曜日(19:00~20:30)、土曜日(15:00~16:30)と、稽古を再開しています。
稽古では、まず準備運動と杖の稽古を行った後、体術の稽古を30分程度行います。
感染拡大防止策として、体術の稽古に入る前に畳の雑巾がけ・手指の消毒を行うとともに、稽古終了まで稽古相手を変えないこととしています。
また、感染リスクへの不安を考慮して、体術は、当面希望者のみで行います。
なお、市民体育館の更衣室・シャワー室ですが、現在、2階更衣室については「利用人数(5名)、滞在時間(10分)、禁止事項(会話をしない)の制限付き」で利用が再開されています。
シャワー室と1階更衣室は、引き続き使用禁止です。
新型コロナウイルス感染防止のため、引き続き、マスクの着用、発熱・咳等の症状があれば出席を控える、手洗いの徹底をお願いします。
2月末までの体育館の予約が確定しました。
稽古定例日とお休みの有無は、次のとおりです。
【12月】
12月1日(火)
12月5日(土)
12月6日(日)
12月8日(火)
12月12日(土)
12月13日(日)
12月15日(火)
12月19日(土)
12月20日(日)
12月22日(火)
12月26日(土)
12月27日(日)稽古納め
注:12月29日(火)、1月2日(土)、同3日(日)は年末年始の休館日です。
【1月】
1月5日(火)稽古始め
1月9日(土)
1月10日(日)
1月12日(火)
1月16日(土)
1月17日(日)鏡開き
1月19日(火)
1月23日(土)
1月24日(日)
1月26日(火)
1月30日(土)
1月31日(日)
【2月】
2月2日(火)
2月6日(土)
2月7日(日)
2月9日(火)
2月13日(土)
2月14日(日)
2月16日(火)
2月20日(土)
2月21日(日)
2月23日(火)
2月27日(土)
2月28日(日)
○鏡開き
恒例の鏡開きは、1月17日(日)に執り行います。
詳細は、追って連絡いたします。
*** 山根政行著「へちまの葉」(p106 ~107)から ***
「藤沢秀行」
「藤沢でございます」袴姿に威儀を正した名誉棋聖藤沢秀行は「勝負と経営」と題されたテーマにやゝとまどいながらも訥々として飾らず、しかし本物のもつ深いその等身大の世界をあるがまゝに垣間見せてくれた。
「私も皆さんも同じなんですヨ」と人に説く、道の深さに対する謙虚さ。
「経済、経営にしても、何事によらず、よく解かるということ自体がおかしくはありませんか」と聴衆に問いかける。
碁で大切なことは「いかなる変化にも対応できる力を養うこと」いかなる変化にも対応できること即ち「それが力」と語る。
小学生の習字を「何故学校の先生はアレを直すのでしょうかネ」「とてもいい字だと思いますがネ」ドキッとする深さが伝わる。
まるで生死の境がないようなあの迫力は一体どこから生まれるのでしょうか。
時折コップの水を、極上の酒を楽しむように少しずつ口に運びながら語る人間、藤沢秀行。
人が人をひきつけるその引力に圧倒される。
講演の後の質問に「良い碁とは一体どのような碁なのでしょうか」とありました。
これは講演の中で四国の御婦人で初級の方の碁を誉めた話についての質問でありました。
良い碁とは「石が素直に自然にいく」ということです。と言われた。
「現場が大切」という藤沢さんに「先生は部分と全体ということについてどのようにお考えでしょうか」とたずねさせて頂いた。
ウンと肯かれた先生はたちどころに「大局観も細部も同じです。一目でわかることが必要、それが力というもの」と答えてくれました。
碁を学ぶということは色々なことをいろいろな事から学ぶことなのだ、という藤沢秀行の世界が合気道の世界に重なった。