父と子と

 近頃いい話を聞きました。
 なまいき盛りの中学二年生の息子さんを持つ父親の話であります。
 とても心に残りましたので皆さんにも紹介させていただきます。
 反抗的な中二の息子は親と口を聞こうともしない。
 心配する母親には「放って置け」を繰り返していた。
 ある日「おやじ、小遣銭上げてくれ」ときた。
 「進学の勉強をせい」と一蹴した。
 翌朝、五時半から彼の新聞配達が始まった。
 豪雪の冬を休まずに続けた三年生の春、「修学旅行欠席届をもらったが…」と、担任が妻に尋ねた。
 思い当るものがあった。
 早暁、「ジョギング代わりにお前についていく」というと意外に拒否もせずニヤリとした。
 ニキロ先の新聞販売所から四十数軒配り終えるまでつき合って一週間、「おい修学旅行にいってこい。新聞は引き受けた」というと、冷たい霧の中で涙を隠す息子の、まだ幼さの残る丸い肩に満足の安堵を見た。(日本新聞協会ハガキエッセーコンテスト優秀作「十数年前の絆」)
 この短かい話の中に含まれる父と子の思いのさりげなさとそして深さに打たれました。
 以前、通勤の途上、京成佐倉駅上りホームで電車を待つ間、下りホームから老いた魚屋さんが魚をたくさん入れたブリキ製の大きな箱を担いで階段を昇る姿を時折みかけました。
 箱についた帯が肩にくい込むその姿から、遠い昔、持ち切れない程の新聞をかついた幼い頃の自分の姿が重りました。
 反抗するということ、受け容れるということ、父親の男らしさ、母親の女らしさということ、等を考えさせられました。
 合気道を学ぶということはこうした父と子と、といった縦の糸一本にしても単に「種」として意味を持つのでなく「いのちが生きる」のだ、ということを学ぶことにつながるように思えます。

【佐倉合気会会報】2020年10月(抄)

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【佐倉合気会会報】2020年10月
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 佐倉市民体育館の利用時間制限が10月5日(月)から緩和されることになりました(9月25日付け佐倉市ホームページ)。
 午後5時までとされていましたが、午後9時までの夜間利用が再開されます。
 なお、柔道場の利用可能人数も15人から30人へと引き上げられます。
 これに伴い、火曜日の稽古を10月6日(火)から再開いたします。
 なお、更衣室・シャワー室は、現時点でまだ利用できず、「順次再開予定」とされています。
 また、昨3日(土)、理事会が開かれ、今後の稽古内容について協議を行いました。
 その結果、次のとおり体術の稽古を一部再開するなどの見直しを行うこととしました。

(1) 10月17日(土)から、杖の稽古の後、体術の稽古を30分程行うこととしました。
 なお、体術での感染リスクに不安を持つ人を考慮し、杖の稽古でいったん区切り、そこで稽古を終えても差し支えない旨を周知徹底します。
(2) 体術の稽古開始に当たっては、コロナ感染防止対策を一層徹底します。体術の稽古に入る前に、全員で畳の消毒の雑巾掛けを行うとともに、体術の稽古では、こまめに手指の消毒をします。
(3) 稽古時間は、火曜日(19:00~20:30)、土曜日(15:00~16:30)は現状どおりですが、日曜日については10:00~11:30が杖の稽古、畳拭きを挟んで、11:40~12:10が体術の稽古とします。

 新型コロナウイルス感染防止のため、引き続き、マスクの着用、発熱・咳等の症状があれば出席を控える、手洗いの徹底をお願いします。
 12月末までの体育館の予約が確定しました。
 稽古定例日とお休みの有無は、次のとおりです。他団体の先行予約が取り消されたため、10月10日(土)、11月7日(土)、同8日(日)、同21日(土)、同22日(土)は、稽古が可能となりました。

 【10月】
 10月3日(土)
 10月4日(日)お休み
 10月6日(火) (この日以降、火曜日夜の稽古が再開となります)
 10月10日(土) (注:佐倉市秋祭りは取りやめとなりました)
 10月11日(日)
 10月13日(火)
 10月17日(土)
 10月18日(日)
 10月20日(火)
 10月24日(土)
 10月25日(日)
 10月27日(火)
 10月31日(土)

 【11月】
 11月1日(日)
 11月3日(火)
 11月7日(土) (注:佐倉市事業は取りやめとなりました)
 11月8日(日) (注:佐倉市事業は取りやめとなりました)
 11月10日(火)お休み(佐倉市職員健康診断のため)
 11月14日(土)
 11月15日(日)
 11月17日(火)
 11月21日(土) (注:佐倉市事業は取りやめとなりました)
 11月22日(日) (注:佐倉市事業は取りやめとなりました)
 11月24日(火)お休み(休館日のため)
 11月28日(土)
 11月29日(日)

 【12月】
 12月1日(火)
 12月5日(土)
 12月6日(日)
 12月8日(火)
 12月12日(土)
 12月13日(日)
 12月15日(火)
 12月19日(土)
 12月20日(日)
 12月22日(火)
 12月26日(土)
 12月27日(日)稽古納め
 注:12月29日(火)、1月2日(土)、同3日(日)は年末年始の休館日です。
   新年の稽古始めは1月5日(火)となります。

○納会と新年鏡開き
 本年の納会は、新型コロナウイルスの感染状況を考慮し、開催見送りとしました。
 恒例の新年鏡開きは、1月17日(日)に予定しています。

*** 山根政行著「へちまの葉」(p102~103)から ***
   「父と子と」
 近頃いい話を聞きました。
 なまいき盛りの中学二年生の息子さんを持つ父親の話であります。
 とても心に残りましたので皆さんにも紹介させていただきます。
 反抗的な中二の息子は親と口を聞こうともしない。
 心配する母親には「放って置け」を繰り返していた。
 ある日「おやじ、小遣銭上げてくれ」ときた。
 「進学の勉強をせい」と一蹴した。
 翌朝、五時半から彼の新聞配達が始まった。
 豪雪の冬を休まずに続けた三年生の春、「修学旅行欠席届をもらったが…」と、担任が妻に尋ねた。
 思い当るものがあった。
 早暁、「ジョギング代わりにお前についていく」というと意外に拒否もせずニヤリとした。
 ニキロ先の新聞販売所から四十数軒配り終えるまでつき合って一週間、「おい修学旅行にいってこい。新聞は引き受けた」というと、冷たい霧の中で涙を隠す息子の、まだ幼さの残る丸い肩に満足の安堵を見た。(日本新聞協会ハガキエッセーコンテスト優秀作「十数年前の絆」)
 この短かい話の中に含まれる父と子の思いのさりげなさとそして深さに打たれました。
 以前、通勤の途上、京成佐倉駅上りホームで電車を待つ間、下りホームから老いた魚屋さんが魚をたくさん入れたブリキ製の大きな箱を担いで階段を昇る姿を時折みかけました。
 箱についた帯が肩にくい込むその姿から、遠い昔、持ち切れない程の新聞をかついた幼い頃の自分の姿が重りました。
 反抗するということ、受け容れるということ、父親の男らしさ、母親の女らしさということ、等を考えさせられました。
 合気道を学ぶということはこうした父と子と、といった縦の糸一本にしても単に「種」として意味を持つのでなく「いのちが生きる」のだ、ということを学ぶことにつながるように思えます。

声と音

 分け入っても 分け入っても 青い山
と詩った漂泊の俳人、種田山頭火。
 捨てても捨てても捨てきれぬ自分、払っても払っても払いきれぬ自分、徹底しても徹底しても徹底しきれぬ自分の心を正直にうたい続けた旅の俳人でもありました。
 生き方がそのまゝ作風となっている感があります。
 「生きているよろこびを知るならば生かされているありがたさを忘れてはならない。
 ありがたさがもったいなさとなるとき、そのときがいのちにぴったり触れた時だ。」というような意味のこともいっております。(山頭火「句と言葉」春陽堂)
 真に渇いた者であれば一滴の水もいのちの水となり、真に寂寥を知るものであれば木の葉の落ちる音がこころの奥深いところに響き届くことでありましょう。
 山頭火は五十三才位の頃でありましょうか、「音響を声と観られるようになった。」といっております。
 つまり、「音が心にとけるとき、心が音をとかすとき、それは音でなくして声となる。」
 さらに、「その新らしい声を聴き洩らすな。」といっております。
 よくいわれることでありますが、使命はいのちを使うこと、運命はいのちをはこぶこと、どちらも漠然としており、まるで偶然のようなことのように思えますがさにあらず、実に生々しい現実であろうと思います。
 いのちに関していえば、こころとからだが離れ得ぬのと同じであるからであります。
 音と心と、心と声と。
 物から生じる音が心の世界にふれて声となる。
 はたしてその結び目はいったいどこにあるのでしょうか。
 こころとからだの結び目はいったい何処にあるのでしょうか。
 合気道の稽古の眼目も実はこの点を明らかにする作業のように思えてなりません。
 いのちを使い、いのちを運び乍ら。

【佐倉合気会会報】2020年9月(抄)

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【佐倉合気会会報】2020年9月(抄)
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 新型コロナ・ウイルス感染拡大防止のため、徒手の稽古ができなくなって約半年がたちました。
 コロナ・ウイルスの問題が落ち着くまでまだ少し時間がかかりそうですが、体力の維持を図るとともに、技の確認や学びを心掛けてゆきたいものです。
 
 佐倉合気会では、新型コロナ・ウイルス感染防止のため、しばらくの間、見学・ビジターは受け付けない(新規入会は受け付けています)、稽古は体の接触を伴わないものとする、マスク着用とするなど、特別の対応をとることとしています。
 また、稽古の内容については、去る8月8日(土)の理事会において、「10月ぐらいまではなるべく接触を伴わない稽古により合気道を掘り下げてゆく」こととしました。
 現在の稽古内容(準備運動、合気道の動き、杖の単独稽古等)について変更があれば、メール及びホームページなどによりお知らせします。
 
 稽古時間は、(1)日曜日は時間帯を変更し午前10時~12時、(2)火曜日は午後7時~9時ですが、現在体育館の利用時間は午後5時までと制限がかけられているためその解除待ち(9月末まで制限延長が確定)、(3)土曜日は午後3時~5時となります。
 マスクの着用、発熱・咳等の症状があれば出席を控える、手洗いの徹底をお願いします。
 なお、体育館では、引き続き更衣室の利用禁止、下駄箱の利用制限(靴袋を持参)が行われていますので、ご注意ください。
 11月末までの体育館の予約が確定しました。
 稽古定例日とお休みの有無は、次のとおりです。

 【9月】
 9月1日(火)お休み(体育館の利用時間制限のため)
 9月5日(土)
 9月6日(日)
 9月8日(火)お休み(体育館の利用時間制限のため)
 9月12日(土)
 9月13日(日)
 9月15日(火)お休み(体育館の利用時間制限のため)
 9月19日(土)
 9月20日(日)
 9月22日(火)お休み(体育館の利用時間制限のため)
 9月26日(土)
 9月27日(日)
 9月29日(火)お休み(体育館の利用時間制限のため)

 【10月】
 10月3日(土)
 10月4日(日)お休み(佐倉市民空手道大会のため)
 10月6日(火)(利用時間制限の解除待ち)
 10月10日(土)お休み(佐倉秋祭りのため)
 10月11日(日)
 10月13日(火)(利用時間制限の解除待ち)
 10月17日(土)
 10月18日(日)
 10月20日(火)(利用時間制限の解除待ち)
 10月24日(土)
 10月25日(日)
 10月27日(火)(利用時間制限の解除待ち)
 10月31日(土)

 【11月】
 11月1日(日)
 11月3日(火)(利用時間制限の解除待ち)
 11月7日(土)お休み(佐倉市事業のため)
 11月8日(日)お休み(佐倉市事業のため)
 11月10日(火)お休み(佐倉市職員健康診断のため)
 11月14日(土)
 11月15日(日)
 11月17日(火)(利用時間制限の解除待ち)
 11月21日(土)お休み(佐倉市事業のため)
 11月22日(日)お休み(佐倉市事業のため)
 11月24日(火)お休み(休館日のため)
 11月28日(土)
 11月29日(日)

○2020年度定期総会の結果について
 佐倉合気会の2020年度定期総会は、新型コロナウイルスの感染拡大防止・三密回避のため、集まることをやめ、案件についての賛否を書面で提出していただく方式で行いました。
 7月末の締切後、賛否を集計したところ、24名の方から文書の提出があり(定足数16名:現在会員32名の2分の1を満たします)、(1)2019年度活動報告、(2)2019年度決算、(3)2020年度活動計画案、(4)2020年度予算の4件は、いずれも全会一致をもって承認されました。

○動画ライブラリの貸出方法について
 佐倉合気会では、山根先生のご指導を中心に、動画をDVD等に保存し、会員への貸し出しを行っています。保有する動画の一覧は、ホームページに掲載しています。
 貸出を希望する会員は、予め視聴を希望するものを決め、担当者までお知らせください。稽古の際、道場にてお渡しします。

*** 山根政行著「へちまの葉」(p100~101)から ***
   「声と音」
 分け入っても 分け入っても 青い山
と詩った漂泊の俳人、種田山頭火。
 捨てても捨てても捨てきれぬ自分、払っても払っても払いきれぬ自分、徹底しても徹底しても徹底しきれぬ自分の心を正直にうたい続けた旅の俳人でもありました。
 生き方がそのまゝ作風となっている感があります。
 「生きているよろこびを知るならば生かされているありがたさを忘れてはならない。
 ありがたさがもったいなさとなるとき、そのときがいのちにぴったり触れた時だ。」というような意味のこともいっております。(山頭火「句と言葉」春陽堂)
 真に渇いた者であれば一滴の水もいのちの水となり、真に寂寥を知るものであれば木の葉の落ちる音がこころの奥深いところに響き届くことでありましょう。
 山頭火は五十三才位の頃でありましょうか、「音響を声と観られるようになった。」といっております。
 つまり、「音が心にとけるとき、心が音をとかすとき、それは音でなくして声となる。」
 さらに、「その新らしい声を聴き洩らすな。」といっております。
 よくいわれることでありますが、使命はいのちを使うこと、運命はいのちをはこぶこと、どちらも漠然としており、まるで偶然のようなことのように思えますがさにあらず、実に生々しい現実であろうと思います。
 いのちに関していえば、こころとからだが離れ得ぬのと同じであるからであります。
 音と心と、心と声と。
 物から生じる音が心の世界にふれて声となる。
 はたしてその結び目はいったいどこにあるのでしょうか。
 こころとからだの結び目はいったい何処にあるのでしょうか。
 合気道の稽古の眼目も実はこの点を明らかにする作業のように思えてなりません。
 いのちを使い、いのちを運び乍ら。

【お知らせ】9月末まで市民体育館の利用時間は午後5時までと決まりました

 佐倉合気会の皆様
 
 今8月21日(金)、市民体育館から、「9月末まで利用時間は午後5時までとする措置の継続が決まりました」との連絡がありました。
 したがって、佐倉合気会が予約していた9月1日(火)、同8日(火)、同15日(火)、同22日(火)、同29日(火)は取消となり、稽古はありません。
 よろしくお願いいたします。

【佐倉合気会会報】2020年8月(抄)

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【佐倉合気会会報】2020年8月
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 新型コロナ・ウイルスの感染者数が拡大し、緊張が続いています。
 慎重に対処しつつも、むやみにおそれることなく毎日を送りたいものです。
 
 佐倉合気会では、6月22日付けの「稽古再開に当たっての対応について」でお知らせした特別な対応を続けています。
 稽古内容(準備運動、合気道の動き、杖の単独稽古等)については、理事会において協議を行い、変更があればメール及びホームページなどによりお知らせします。
 
 稽古時間は、(1)日曜日は時間帯を変更し午前10時~12時、(2)火曜日は午後7時~9時ですが、現在体育館の利用時間は午後5時までと制限がかけられているため(8月末まで確定済み)、その解除待ち、(3)土曜日は午後3時~5時となります。
 マスクの着用、発熱・咳等の症状があれば出席を控える、手洗いの徹底をお願いします。
 なお、体育館では、引き続き更衣室の利用禁止、下駄箱の利用制限(靴袋の持参が必要です)が行われていますので、ご注意ください。
 10月末までの体育館の予約が確定しました。
 稽古定例日とお休みの有無は、次のとおりです。

 【8月】
 8月1日(土)
 8月2日(日)
 8月4日(火)お休み(体育館の利用時間制限のため)
 8月8日(土)
 8月9日(日)
 8月11日(火)お休み(体育館の利用時間制限のため)
 8月15日(土)
 8月16日(日)
 8月18日(火)お休み(学校職員健康診断のため)
 8月22日(土)※注を参照
 8月23日(日)
 8月25日(火)お休み(体育館の利用時間制限のため)
 8月29日(土)
 8月30日(日)
 注:8/22(土)は、佐倉市近隣柔道大会が取りやめとなったため、利用できることとなりました。

 【9月】
 9月1日(火)(利用時間制限の解除待ち)
 9月5日(土)
 9月6日(日)
 9月8日(火)(利用時間制限の解除待ち)
 9月12日(土)
 9月13日(日)
 9月15日(火)(利用時間制限の解除待ち)
 9月19日(土)
 9月20日(日)
 9月22日(火)(利用時間制限の解除待ち)
 9月26日(土)
 9月27日(日)
 9月29日(火)(利用時間制限の解除待ち)

 【10月】
 10月3日(土)
 10月4日(日)お休み(佐倉市民空手道大会のため)
 10月6日(火)(利用時間制限の解除待ち)
 10月10日(土)お休み(佐倉秋祭りのため)
 10月11日(日)
 10月13日(火)(利用時間制限の解除待ち)
 10月17日(土)
 10月18日(日)
 10月20日(火)(利用時間制限の解除待ち)
 10月24日(土)
 10月25日(日)
 10月27日(火)(利用時間制限の解除待ち)
 10月31日(土)

*** 山根政行著「へちまの葉」(p98~99)から ***
   「上達法」
 以前、囲碁の上達法について関西棋院の橋本昌二さんが「交叉する線上にキチンと石を置くことができればそれだけで上達します。」といっていたことがありました。
 もちろん他にも詰碁や定石の勉強も上達には必要なのでありましょうが、まるで関係ないと思われた石の置き方について言及されていたのが印象的でありました。
 誠に示唆に富む言葉であると思います。
 将棋の世界でも座った時の座ぶとんのへこみの乱れ具合で形勢が分かるものだとも聞いたことがありました。
 ひとつひとつの所作がキチンとできるということは実は大変なことなのかも知れません。
 数々のタイトルを手中にして頂点を極めた感のある趙治勲さんが、「囲碁とっておき上達法」(日本棋院)の中で「狭さの中に広さがある。」という興味あることをいっております。
 内容は初心者向き、というのは表向きでありまして実は大変に含蓄のある本に思えてなりませんでした。
 通常は、十九路盤が使用されますが、九路、七路、五路、三路といった極小盤を紹介され、この中に含まれる筋と変化の多さに感嘆の声をあげています。
 やゝもすると、広さを単なるスペースとみがちな昨今にあって本質を学ぶ際の貴重な原点を教えられる思いがいたしました。
 ある日訪れた先で、さそわれるまゝに庭先におり立った時、さして広いとも思えないそのスペースに花は花らしく、草木は草木らしく実にのびのびとしておりとても豊かな気持にさせて頂いたことがありました。
 この家の方の草花に対する広さを超えた深い心づくしのようなものを感じさせられるひとときでありました。
 合気道の稽古にあっても例え極少の部分であれ、心の行き届いたキチンとした所作のひとつひとつが天地自然と合致するよろこびをかみしめてこそ上達してゆくものと思います。

上達法

 以前、囲碁の上達法について関西棋院の橋本昌二さんが「交叉する線上にキチンと石を置くことができればそれだけで上達します。」といっていたことがありました。
 もちろん他にも詰碁や定石の勉強も上達には必要なのでありましょうが、まるで関係ないと思われた石の置き方について言及されていたのが印象的でありました。
 誠に示唆に富む言葉であると思います。
 将棋の世界でも座った時の座ぶとんのへこみの乱れ具合で形勢が分かるものだとも聞いたことがありました。
 ひとつひとつの所作がキチンとできるということは実は大変なことなのかも知れません。
 数々のタイトルを手中にして頂点を極めた感のある趙治勲さんが、「囲碁とっておき上達法」(日本棋院)の中で「狭さの中に広さがある。」という興味あることをいっております。
 内容は初心者向き、というのは表向きでありまして実は大変に含蓄のある本に思えてなりませんでした。
 通常は、十九路盤が使用されますが、九路、七路、五路、三路といった極小盤を紹介され、この中に含まれる筋と変化の多さに感嘆の声をあげています。
 やゝもすると、広さを単なるスペースとみがちな昨今にあって本質を学ぶ際の貴重な原点を教えられる思いがいたしました。
 ある日訪れた先で、さそわれるまゝに庭先におり立った時、さして広いとも思えないそのスペースに花は花らしく、草木は草木らしく実にのびのびとしておりとても豊かな気持にさせて頂いたことがありました。
 この家の方の草花に対する広さを超えた深い心づくしのようなものを感じさせられるひとときでありました。
 合気道の稽古にあっても例え極少の部分であれ、心の行き届いたキチンとした所作のひとつひとつが天地自然と合致するよろこびをかみしめてこそ上達してゆくものと思います。

【お知らせ】8月末まで市民体育館の利用時間は午後5時までと決まりました

 佐倉合気会の皆様
 
 今7月23日、市民体育館から、「8月末まで利用時間は午後5時までとすることが決まりました」との連絡がありました。
 したがって、予定していた8月4日(火)、同11日(火)、同25日(火)(同18日(火)は学校職員健康診断のためお休みでした)の佐倉合気会の稽古はなくなりました。
 よろしくお願いいたします。

【お知らせ】7月末まで市民体育館の利用時間は午後5時までと決まりました

 佐倉合気会の皆様
 
 今7月1日、市民体育館から、「7月末まで利用時間は午後5時までとすることが決まりました」との連絡がありました。
 したがって、ペンディングとなっていた、7月14日(火)、同21日(火)、同28日(火)の佐倉合気会の稽古はなくなりました。
 よろしくお願いいたします。

【佐倉合気会会報】2020年7月(抄)

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【佐倉合気会会報】2020年7月
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 暑さの厳しい時期を迎えました。
 コロナ・ウイルス感染防止対策に鑑み、当面、マスクを着用し、体の接触を伴わない形での稽古が続きます。
 この機会に合気道の動きや形の基本を確認してまいりましょう。
 
 市民体育館での稽古は再開となりましたが、去る6月22日付けの「稽古再開に当たっての対応について」でお知らせしたように、当面、特別な対応となっています。
 稽古時間は、(1)日曜日は時間帯を変更し午前10時~12時、(2)火曜日は午後7時~9時ですが、現在体育館の利用時間は午後5時までと制限がかけられているため、その解除待ち、(3)土曜日は午後3時~5時となります。
 稽古内容は、8月末までをめどとして、準備体操、体の転換、杖・剣の基本動作など体の接触を伴わないものとなります。
 また、市民体育館の利用人数・見学制限の要請を受け、当面、当会の会員のみの稽古としています。
 マスクの着用、発熱・咳等の症状があれば出席を控える、手洗いの徹底をお願いします。
 なお、引き続き、更衣室の利用禁止、下駄箱の利用制限(靴袋の持参が必要です)が行われていますので、ご注意ください。
 9月末までの体育館の予約が確定しました。
 稽古定例日とお休みの有無は、次のとおりです。

 【7月】
 7月4日(土)
 7月5日(日)
 7月7日(火)お休み(利用時間制限が確定しました)
 7月11日(土)
 7月12日(日)
 7月14日(火)(利用時間制限の解除待ち)
 7月18日(土)
 7月19日(日)
 7月21日(火)(利用時間制限の解除待ち)
 7月25日(土)
 7月26日(日)
 7月28日(火)(利用時間制限の解除待ち)

 【8月】
 8月1日(土)
 8月2日(日)
 8月4日(火)(利用時間制限の解除待ち)
 8月8日(土)
 8月9日(日)
 8月11日(火)(利用時間制限の解除待ち)
 8月15日(土)
 8月16日(日)
 8月18日(火)お休み(学校職員健康診断のため)
 8月22日(土)お休み(佐倉市近隣柔道大会のため)
 8月23日(日)
 8月25日(火)(利用時間制限の解除待ち)
 8月29日(土)
 8月30日(日)

 【9月】
 9月1日(火)(利用時間制限の解除待ち)
 9月5日(土)
 9月6日(日)
 9月8日(火)(利用時間制限の解除待ち)
 9月12日(土)
 9月13日(日)
 9月15日(火)(利用時間制限の解除待ち)
 9月19日(土)
 9月20日(日)
 9月22日(火)(利用時間制限の解除待ち)
 9月26日(土)
 9月27日(日)
 9月29日(火)(利用時間制限の解除待ち)

○2020年度定期総会について
 今年度定期総会は、コロナ・ウイルス感染防止を考慮し、人が集まって開くことはせずに、書面により議事についての賛否を提出していただくこととしています。
 道場に総会資料と提出書面を置いていますので、資料をご覧いただき、7月末までに書面の提出をお願いいたします。

○2020年度スポーツ保険への加入について
 稽古中のけがなどに備えるため、2020年度スポーツ保険への加入をお願いします。
 申込み用紙は道場にあります。
 保険料は、中学生800円、高校生以上64歳以下1,850円、65歳以上1,200円です。

*** 山根政行著「へちまの葉」(p96~97)から ***
   「たけむす」

  くづれゆく たけいけがきの かたわらに
  さくらぎの木の ふとりゆくあり

 ある日ふと足元にめをやれば、朽ち落ち掛る生垣の竹。
 そのかたわらには両の掌に余る程にふとった桜の苗木。
 十有余年の歳月の移り行くさまのあまりの確かさに思わず感じさせられた場面でありました。
 うちにまことあればそとにあらわるといわれますが、くずれゆくことも、育ちゆくことも又真理というべきでありましょうか。
 かたちという物事の表面が時と共に変化してゆくありようには浅く深く人の心にしみ入るものがあります。
 そのことはとりもなおさず、うちなるものが外に表われて形がつくられ、うちなるものが変化することによってうつるということが生じるからであります。

  武産の庭に立ちたや神々と
  神楽舞いたやこの庭で

 昨年の暮の納会で披露させていただいた詩であります。
 道にすすむ者であれば誰れ彼れといわず心の底の深いところで希うところのものがあると思います。
 汲めども尽きぬよろこびの泉の湧きいでることの理想と日々の稽古の現実はこれ程確かなものはない程に互にくい込み合っているものであると申しあげます。
 志を同じくする者が互のうちなるまことを練りに練りあうことによって光輝く世界が実現される庭、このような庭に是非立ちたいものであります。
 「合気道とは言霊の妙用である」という道の教えも又、うちなるまことがそとにあらわれるという「武産合気」の原理を示す大切な教えでもあります。