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【佐倉合気会会報】2021年6月(抄)
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去る5月23日の佐倉合気会定期総会において役員改選が行われ、理事10名と監事1名が選出されました。また、総会終了後に開かれた理事会において、会長に三浦史明さん、副会長に坂本宗秋さん、高屋敷喜信さんが選出されました。
三浦史明会長から就任のご挨拶をいただきました。
(三浦会長)
先日の総会で役員改選がありました。
新しいメンバーが2名加わり、気持ち新たに佐倉合気会が始動します。
佐倉市でもやっとワクチン接種が始まり一筋の明かり・希望が見えるように思えます。
5月からはコロナ禍以前と同様に週3日の稽古を再開しております。
参加メンバーはいつもほとんど変わりませんが、少しでも前を向いて進んでいけたらと思います。
佐倉合気会を育てられてきた山根先生が以前稽古の中でおっしゃられた「一隅を照らす、これすなわち国宝なり」という言葉があります。
私はこの言葉が好きで、今まさに佐倉合気会の現状を言っているように思えます。
私も皆さんと共にこうありたいと願います。
(※『照于一隅。此則国賓』…天台宗 最澄「山家学生式」 各自それぞれの立場でできることを行い努力する人は、何事にも代えがたい大事な国の宝だといったような意味です)
(稽古日程)
【6月】
6月1日(火) 19:00~21:00
6月5日(土) 15:00~17:00
6月6日(日) 10:00~12:00
6月8日(火) 19:00~21:00
6月12日(土) 15:00~17:00
6月13日(日) 10:00~12:00
6月15日(火) 19:00~21:00
6月19日(土) 15:00~17:00
6月20日(日) 10:00~12:00
6月22日(火) 19:00~21:00
6月26日(土) 15:00~17:00
6月27日(日) 10:00~12:00
6月29日(火) 19:00~21:00
【7月】
7月3日(土) 15:00~17:00
7月4日(日) 10:00~12:00
7月6日(火) 19:00~21:00
7月10日(土) 15:00~17:00
7月11日(日) 10:00~12:00
7月13日(火) 19:00~21:00
7月17日(土) 15:00~17:00
7月18日(日) 10:00~12:00
7月20日(火) 19:00~21:00
7月24日(土) 15:00~17:00
7月25日(日) 10:00~12:00
7月27日(火) 19:00~21:00
7月31日(土) 15:00~17:00
【8月】
8月1日(日) 10:00~12:00
8月3日(火) 19:00~21:00
8月7日(土) 15:00~17:00
8月8日(日) 10:00~12:00
8月10日(火) 19:00~21:00
8月14日(土) 15:00~17:00
8月15日(日) 10:00~12:00
8月17日(火) 19:00~21:00
8月21日(土) 15:00~17:00
8月22日(日) 10:00~12:00
8月24日(火) 19:00~21:00
8月28日(土) 15:00~17:00
8月29日(日) 10:00~12:00
8月31日(火) 19:00~21:00
○2021年度定期総会の報告
去る5月23日(日)、佐倉合気会の2021年度定期総会が開かれました。
出席者10名、委任状8名により総会が成立し、(1)2020年度活動報告、(2)2020年度決算、(3)2021年度活動計画案、(4)2021年度予算の各案件は、いずれも全会一致をもって承認されました。
(5)の役員選出については、理事会から次期役員案が提出され、全会一致をもって承認、次のとおり役員を決定しました。
理事 青木 ひかる 飯高 幸一 飯塚 祐輔
稲熊 利和 今関 このみ 坂本 宗秋
高屋敷 喜信 原木 浩太郎 三浦 史明
三浦 美保
監事 三角 昌弘
なお、総会終了後、理事会が開かれ、会長、副会長の互選が行われました。
○スポーツ保険加入について
2021年度スポーツ保険への加入を受け付けています。
高校生以上64歳以下は 1,850円、65歳以上は1,200円、中学生以下は800円です。
加入用紙を配付していますので、申込みをお願いします。
*** 山根政行著「へちまの葉」(p118~119)から ***
「如己堂」
八月九日、テレビに映った歌詩を目で追ったが覚えきれないでいると家内が、「山里小学校はスーちゃんとミーちゃんが通っている学校よ」と教えてくれた。
早速長崎の孫達に連絡をしてその歌詩を送ってもらった。
かべに残った落書きの おさない文字のあの子の名
呼んでひそかに耳澄ます ああ あの子が生きていたならば
「あの子」という題の永井隆博士の作詩だ。
当日、被爆から六十三年の日を迎えた記念の式典で山里小学校の児童達が唄っていた歌であった。
勤務先(長崎大学医学部放射線科)の研究室で被爆した永井隆さんは晩年の三年間を周囲の人達の好意によって建てられた小さな家で母を失った吾子二人と共に過された。
わずか畳二枚のその家は「如己堂」と名付けられた。
『己を愛する如く人を愛せ』という博士の深い宗教観から生まれたものでありました。
畳二枚の広さといえば住むには狭い、という考えは三人にとって問題にならなかったのでありましょう。
暖かさと優しさに満ちあふれていたからでありましょう。
囲碁の趙治勲さんがその著書の中で、広さは面積で計かるものではなく、その中に潜む変化とか美しさで計るもの、という意味のことをいっていたことを思いだしました。
戦争のもたらしたいまわしさ、みにくさ、残酷さといったことを生きぬくことへの力強さと美しさに転化した天の意志ともいえる博士の愛の心には敷居も垣根もなかったのでありましょう。
その姿には合気道開祖植芝盛平翁の説かれた武道の本質に通じるものがあったのでは、と思わざるを得ません。
この夏、スーちゃんとミーちゃんは母親と一緒にパパの待つアメリカに旅立ちました。