【佐倉合気会会報】2020年4月(抄)

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【佐倉合気会会報】2020年4月
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 新型コロナウイルスの感染拡大が国内、国外に深刻な状況をもたらしています。
 3月30日付けの佐倉市の公共施設利用方針では、公共施設である屋内施設は、市民体育館を含めすべて「当面の間」休館延長となっています。
 この状況を受けて理事会での協議により、本年の佐倉合同研究会は中止することといたしました。
 しばらくの間、ウイルスとの闘いは続く見込みです。
 個々人のレベルでも必要なウイルス感染防止対策を徹底するとともに、稽古再開に備えて日頃の鍛錬を続けてまいりましょう。

 2020年6月末までの稽古予定とお休みは、次のとおりとなっています。
 市民体育館の休館措置が解除され、稽古の再開が決まりましたら、メール配信、ホームページ等によりお知らせいたします。
 なお、再開後においては、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、剣と杖を使った稽古とすることを検討しています。

 【4月】
 4月4日(土)
 4月5日(日)
 4月7日(火)
 4月11日(土)
 4月12日(日)
 4月14日(火)
 4月18日(土)
 4月19日(日)
 4月21日(火)
 4月25日(土)
 4月26日(日)
 4月28日(火)

 【5月】
 5月2日(土)
 5月3日(日)
 5月5日(火)
 5月9日(土)
 5月10日(日)
 5月12日(火)
 5月16日(土)稽古お休み(印旛郡市柔道大会のため)
 5月17日(日)
 5月19日(火)
 5月23日(土)※未定です。予定されていた佐倉市事業は取り止めとなりました。
 5月24日(日)
 5月26日(火)
 5月30日(土)
 5月31日(日)

 【6月】
 6月2日(火)
 6月6日(土)
 6月7日(日)
 6月9日(火)
 6月13日(土)※佐倉合同研究会中止により、改めて通常の利用で申し込みます。
 6月14日(日)※同上
 6月16日(火)
 6月20日(土)
 6月21日(日)
 6月23日(火)
 6月27日(土)
 6月28日(日)
 6月30日(火)

○行事等の予定
・5月16日(土)、高崎アリーナにおいて予定されていた第58回全日本合気道演武大会は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、中止となりました。
・毎年5月末に開催していた佐倉合気会総会は、新型コロナウイルス感染拡大の現状に鑑み、延期します(日時未定)。
・6月13日(土)、14日(日)の二日間で予定していた佐倉合同研究会は、中止といたしました。

○2020年度スポーツ保険への加入について
 既に2020年度に入りました。稽古中のけがなどに備えるため、稽古が再開され初めて出席するときに、加入をお願いします。
 保険料は、中学生800円、高校生以上64歳以下1,850円、65歳以上1,200円です。

*** 山根政行著「へちまの葉」(p90~91)から ***
   「素晴らしい人々」
 「雪がとけると春になります」と答えた小学生の話を聞いたことがあります。
 理科の先生が出された問題の正解は「雪がとけると水になる」であったのでありますが、「雪がとけると春になります」と答えた少女の測り知れない可能性と素晴らしさが感じられる話で、いつ迄も心に残り、こうして筆を取り皆様に紹介したくなったものであります。
 歌人である与謝野晶子が、戦地の弟を思い「君死にたまふことなかれ」と歌った、あの歌の中身も又、強烈なものでありました。
 非難に反論して「私はまことの心をまことの声に出だし侯とより外に、歌のよみ方心得ず侯」と、紹介のあった新聞の切抜きも又、人のもつ心の素晴らしさを紹介したくなるものであります。
 どちらも立場の違いはあっても共通した感性の豊かさといったものを感じさせられるものがあります。
 誠に滑稽な話でありますが、不勉強な小生にはおゝよそ著名とされる人々のもつ素晴らしさ等には縁遠いものがありました。
 それでも、本因坊秀哉名人の引退碁を描いた「名人」を読んで「川端康成」の力量に触れ、「真砂なす数なき星の其の中に吾に向いて光る星あり」と歌った「正岡子規」がいかに素晴らしく思えたことか。
 少しづつ勉強を重ねるに従って多くの素晴らしい人々がやっと身近に感じられるようになってまいりました。
 これらの無名、著名に限らず素晴らしい人々に共通して言えることは、描きだそうとする技術の力もさり乍ら人の生きること自体がいかに素晴らしいかということを感じ取ることにあるように思えます。
 合気道にしても例外ではありません。
 技術と感性の両面を表裏一体として兼ね供えた素晴らしい人々がたくさん居られます。
 この先人の歩みに親しく触れることは即ち自からを学ぶことに通じるとも言えましょう。

【お知らせ】4月1日以降の稽古について

 佐倉合気会の皆様
 
 今25日、市民体育館から4月1日(水)以降の利用について、連絡がありました。
 柔道場、剣道場については、4月1日以降も「当分の間」利用を休止するとのことでした。

 佐倉市のホームページを見ると、3月24日の市議会において市長が次のとおり報告しています。
 「4月1日からは、運動公園などの屋外施設や、市民体育館につきましては、更衣室など、一部の利用制限をさせていただいた上でご利用を開始してまいります。」と報告されましたが、佐倉合気会が利用している柔道場は、利用再開の対象外でした。
 
 市民体育館では、「当分の間」がどれくらいの期間を意味するかはまったく未定とのことです。
 利用再開の連絡があり次第、お知らせいたします。

 今しばらく稽古はお休みとなります。
 よろしくお願いいたします。

【緊急連絡】3月末まで稽古はお休みとなります

 今11日、佐倉市民体育館から、臨時休館の期限を3月15日(日)から同31日(火)まで延長する旨、連絡がありました。
 したがって、佐倉合気会の稽古も31日までお休みとなります。
 
 4月1日(水)以降の対応については、今後の状況により判断するとのことです。
 よろしくお願いいたします。

【緊急連絡】3月7日~15日の稽古お休みについて

 今3日、佐倉市民体育館から、新型コロナウイルス拡散防止のため、3月5日(木)~15日(日)の間、休館にしますとの連絡が入りました。
 16日(月)以降は、今後の状況により判断するとのことです。
 
 したがって、佐倉合気会の稽古も、7日(土)、8日(日)、10日(火)、14日(土)、15日(日)はお休みとなります。
 よろしくお願いいたします。

【佐倉合気会会報】2020年3月(抄)

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【佐倉合気会会報】2020年3月
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 コロナウイルスの感染拡大防止に留意することが求められています。
 当会では体育館(佐倉市)からの使用禁止の要請がない限り通常の稽古を行いますが、せき、発熱などの症状がある場合は、無理をしないでください。
 稽古の前後での手洗いなどウイルスまん延防止対策の励行をお願いいたします。

 2020年5月末までの市民体育館の予約が確定しましたので、稽古日をお知らせします。
 稽古の定例日は、日曜、火曜、土曜で、時間は、日曜が午前9時30分より午後零時30分(午前11時30分以降は希望者に対する剣杖の特別稽古)、火曜が午後7時より9時、土曜が午後3時より5時となっています。
 稽古日、お休み、課題は、次のとおりです。
 佐倉合気会では、まず基礎の技(入身投げ、四方投げ、第一教、呼吸法)とともに、基本技(天地投げ、回転投げ、小手返し投げ、第二教~第五教)を重点的に稽古します。
 さらに、合気道の技をより深く修得するため、週単位で課題を稽古します。

 【3月】
 3月1日(日)太刀取り
 3月3日(火)太刀取り
 3月7日(土)太刀取り
 3月8日(日)二人取り
 3月10日(火)二人取り
 3月14日(土)二人取り
 3月15日(日)正面打ち
 3月17日(火)正面打ち
 3月21日(土)正面打ち
 3月22日(日)横面打ち
 3月24日(火)横面打ち
 3月28日(土)横面打ち
 3月29日(日)お休み(他団体の講習会のため)
 3月31日(火)片手取り(交差取りを含む)

 【4月】
 4月4日(土)片手取り(交差取りを含む)
 4月5日(日)諸手取り
 4月7日(火)諸手取り
 4月11日(土)諸手取り
 4月12日(日)両手取り
 4月14日(火)両手取り
 4月18日(土)両手取り
 4月19日(日)肩取り
 4月21日(火)肩取り
 4月25日(土)肩取り
 4月26日(日)肩取り正面打ち
 4月28日(火)肩取り正面打ち

 【5月】
 5月2日(土)肩取り正面打ち
 5月3日(日)突き・短刀取り
 5月5日(火)突き・短刀取り
 5月9日(土)突き・短刀取り
 5月10日(日)袖取り
 5月12日(火)袖取り
 5月16日(土)お休み(印旛郡市柔道大会のため)
 5月17日(日)後ろ両手取り
 5月19日(火)後ろ両手取り
 5月23日(土)お休み(佐倉市事業のため)
 5月24日(日)後ろ両肩取り
 5月26日(火)後ろ両肩取り
 5月30日(土)後ろ両肩取り
 5月31日(日)後ろ片手取り首締め

○行事等の予定
・3月1日(日)に予定されていた北総合気会主催による多田宏師範特別講習会は、コロナウイルスの感染拡大防止を考慮し、取りやめとなりました。
・3月15日(日)午後に予定されていた、千葉県合気道連盟の後期研修大会も同様に取りやめとなりました。
・5月16日(土)正午開会により、高崎アリーナにおいて第58回全日本合気道演武大会が開かれます。今年は、日本武道館が改修により利用できないため、高崎アリーナが会場となっています。会場の都合で各団体10名までの人数制限があります。参加を希望される方は、道場備付けの用紙にお申し込み下さい。希望者が制限人数を超えたときは調整を行います。
・佐倉合気会の動画ライブラリの貸出を行っています。DVD視聴により、故山根先生の技と教えを勉強することができます。貸出を希望される方は、貸出係(青木さん、高屋敷さん、原木さん)にお尋ねください。

*** 山根政行著「へちまの葉」(p88~89)から ***
   「素晴らしさ」
 新聞に素晴らしい話が紹介されておりました。
 アルバイトで動物の世話をしていた青年が正式な職員になろうとして東京都の職員採用試験を受けたところ失敗し、沈みきっている折に日頃世話をしていたスマトラ産の雌のカワウソに慰められた時の話であります。
 肩に登ったカワウソの小さな手が青年の髪の毛を分け、毛づくろいをし、丸い鼻面でほおを押し付けて何時間も親愛の情を示してくれたそうであります。
 されるまゝの青年は其の後も仕事を続けて後に上野動物園の園長さんになったとありました。(朝日新聞「天声人語」)
 カワウソは人の言葉を理解したのでありましょうか。
 「人の心理を読んでいたとしか思えません。」と述懐された中川志郎園長の言われる通り、言葉の持つ本来の意味が誠(真事)の現われであることを思えばこのことも容易に納得できる世界であります。
 中川青年の日頃の愛情がカワウソを鏡として映しだされたとも思える話でありました。
 ひとつのことを永く続けて深く打ち込むこと自体は素晴らしいことでありますが、そのことに慣れてくると「拍手を受けることを期待する卑しさがでてくる。」といった意味のことを彫刻家の佐藤忠良さんも言っております。
 慣れが誠意を超えることに問題があるということなのでありましょう。
 相手を受け入れ、相手に受け容れられてこそ素晴らしさが認識されることから狎れることをいましめられた言葉だと思います。
 合気道も又素晴らしい自己実現の世界であります。
 理に適ってこそ、好きであればこそ、誠意があってこそ殊更意識することもなく遥かな道程の一歩一歩を進むことができるからであります。
 その意味において稽古自体が日々の目的となっているところにも素晴らしさを感じます。

【佐倉合気会会報】2020年2月(抄)

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【佐倉合気会会報】2020年2月
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 暖冬といいつつも、寒さの厳しい季節です。
 まもなく、立春の2月4日を迎えます。
 稽古で体を暖め、この季節を乗り切りましょう。 

 2020年4月末までの市民体育館の予約が確定しましたので、稽古日をお知らせします。
 稽古の定例日は、日曜、火曜、土曜で、時間は、日曜が午前9時30分より午後零時30分(午前11時30分以降は希望者に対する剣杖の特別稽古)、火曜が午後7時より9時、土曜が午後3時より5時となっています。
 稽古日、お休み、課題は、次のとおりです。
 佐倉合気会では、まず基礎の技(入身投げ、四方投げ、第一教、呼吸法)とともに、基本技(天地投げ、回転投げ、小手返し投げ、第二教~第五教)を重点的に稽古します。
 さらに、合気道の技をより深く修得するため、週単位で課題を稽古します。

 【2月】
 2月1日(土)小手返し
 2月2日(日)回転投げ・十字絡み投げ
 2月4日(火)回転投げ・十字絡み投げ
 2月8日(土)回転投げ・十字絡み投げ
 2月9日(日)呼吸投げ
 2月11日(火)呼吸投げ
 2月15日(土)呼吸投げ
 2月16日(日)呼吸投げ
 2月18日(火)呼吸投げ
 2月22日(土)呼吸投げ
 2月23日(日)杖取り
 2月25日(火)お休み(市民体育館休館日のため)
 2月29日(土)杖取り

 【3月】
 3月1日(日)太刀取り
 3月3日(火)太刀取り
 3月7日(土)太刀取り
 3月8日(日)二人取り
 3月10日(火)二人取り
 3月14日(土)二人取り
 3月15日(日)正面打ち
 3月17日(火)正面打ち
 3月21日(土)正面打ち
 3月22日(日)横面打ち
 3月24日(火)横面打ち
 3月28日(土)横面打ち
 3月29日(日)お休み(他団体の講習会のため)
 3月31日(火)片手取り(交差取りを含む)

 【4月】
 4月4日(土)片手取り(交差取りを含む)
 4月5日(日)諸手取り
 4月7日(火)諸手取り
 4月11日(土)諸手取り
 4月12日(日)両手取り
 4月14日(火)両手取り
 4月18日(土)両手取り
 4月19日(日)肩取り
 4月21日(火)肩取り
 4月25日(土)肩取り
 4月26日(日)肩取り正面打ち
 4月28日(火)肩取り正面打ち

○行事等の予定
・2月9日(日)、午後2時30分から千葉県合気道連盟の新年賀詞交歓会がメイプルイン幕張にて行われ、本会から山下理事、高屋敷理事が出席の予定です。
・3月1日(日)、北総合気会主催による多田宏師範特別講習会が開かれます。参加を希望される方はお申し出ください。
・5月16日(土)正午開会により、高崎アリーナにおいて第58回全日本合気道演武大会が開かれます。今年は、日本武道館が改修により利用できないため、高崎アリーナが会場となっています。会場の都合で各団体10名までの人数制限があります。参加を希望される方は、道場備付けの用紙にお申し込み下さい。希望者が制限人数を超えたときは調整を行います。
・佐倉合気会の動画ライブラリについて、編集・整理作業がすべて終わり、貸出準備が整いました。内容の一覧はホームページに掲載しています。貸出を希望される方は、貸出係りにお尋ねください。

*** 山根政行著「へちまの葉」(p86~87)から ***
   「泥人一如」
 皆さんは陶器等の焼き物に興味をお持ちでしょうか。
 岡山県は伊部(いんべ)の里に駅前から各窯元が思い思いの作品を並べた店が続く静かな情緒ある焼き物の町があります。
 昔、この町で摂氏二千度の高温焼成炉の昇温試験に立合ったことがありました。
 加熱には灯油に液体酸素を添加しましたが、火炎と炉壁と粘土(人造ドロマイト)の三味が一体となって透明な白色に輝くさまは今だに鮮明に記憶に残っております。
 二週間の滞在期間のうち火炎を見続けたのは順調に昇温し出してから後二十時間程だったと思いますがとても貴重な体験でありました。
 マッチの燃え滓の先に墨を塗って水彩絵具で着色する技法の絵を教わったのはこの間世話になった常盤屋という旅館の二人の小さな娘さん達からでありました。
 帰途記念に分けて頂いた備前焼きの二個のぐい呑みは今でも手元に大切に保管し、愛用しております。
 地元の人に案内していただいた古備前の登窯跡や、桃の木々とその花々が織りなすあざやかさは正に桃源郷という言葉そのまゝの里のことなど今尚印象に深いものがあります。
 其の後久しく訪ねる機会もないまゝでありましたが、それでも幾度かの訪問の折、窯元興楽園の御主人木村純雄さん(陶名長十郎友敬)におめにかゝつたことがありました。
 氏の作品の一つである「健康徳利」は皆様にもお勧めの逸品であります。
 木村さんが折々に書き留めた随筆集「窯場の朝」の中に「己が粘土(つち)か粘土(つち)が己か」(泥人一如)という一節がありました。
 土と一体、土が自分を受け入れてくれる感じを楽しむ陶工のよろこびがそこに感じられました。
 合気道の世界にあっても、彼我一体、自他一如にこそ理想とするよろこびや楽しさといったものがあるものと信じます。

【佐倉合気会会報】2020年1月(抄)

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【佐倉合気会会報】2020年1月
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 新年おめでとうございます。
 今年も稽古で始まり、稽古で終わる一年でありたいと存じます。
 合気道を通じて、自らを練り上げてまいりましょう。

 2020年3月末までの市民体育館の予約が確定しましたので、稽古日をお知らせします。
 稽古の定例日は、日曜、火曜、土曜で、時間は、日曜が午前9時30分より午後零時30分(午前11時30分以降は希望者に対する剣杖の特別稽古)、火曜が午後7時より9時、土曜が午後3時より5時となっています。
 稽古日、お休み、課題は、次のとおりです。
 佐倉合気会では、まず基礎の技(入身投げ、四方投げ、第一教、呼吸法)とともに、基本技(天地投げ、回転投げ、小手返し投げ、第二教~第五教)を重点的に稽古します。
 さらに、合気道の技をより深く修得するため、週単位で課題を稽古します。

 【1月】
 1月4日(土)稽古始め、第四教
 1月5日(日)第五教・短刀取り
 1月7日(火)第五教・短刀取り
 1月11日(土)お休み(佐倉市地域創生課事業のため)
 1月12日(日)お休み(佐倉市地域創生課事業のため)
 1月14日(火)入身投げ
 1月18日(土)入身投げ
 1月19日(日)四方投げ(注)
 1月21日(火)四方投げ
 1月25日(土)四方投げ
 1月26日(日)小手返し、鏡開き式
 1月28日(火)小手返し
 注:1月19日(日)は、お休みとお知らせしていましたが、他の団体が予約を取り消し利用可能となったため、稽古を行います。

 【2月】
 2月1日(土)小手返し
 2月2日(日)回転投げ・十字絡み投げ
 2月4日(火)回転投げ・十字絡み投げ
 2月8日(土)回転投げ・十字絡み投げ
 2月9日(日)呼吸投げ
 2月11日(火)呼吸投げ
 2月15日(土)呼吸投げ
 2月16日(日)呼吸投げ
 2月18日(火)呼吸投げ
 2月22日(土)呼吸投げ
 2月23日(日)杖取り
 2月25日(火)お休み(市民体育館休館日のため)
 2月29日(土)杖取り

 【3月】
 3月1日(日)太刀取り
 3月3日(火)太刀取り
 3月7日(土)太刀取り
 3月8日(日)二人取り
 3月10日(火)二人取り
 3月14日(土)二人取り
 3月15日(日)正面打ち
 3月17日(火)正面打ち
 3月21日(土)正面打ち
 3月22日(日)横面打ち
 3月24日(火)横面打ち
 3月28日(土)横面打ち
 3月29日(日)お休み(他団体の講習会のため)
 3月31日(火)片手取り(交差取りを含む)

○行事等の予定
・1月11日(土)、全国道場・団体連絡会議(於:合気道本部道場)及び本部道場新年賀詞交歓会(於:京王プラザホテル)が行われ、三浦会長と高屋敷理事が出席の予定です。
・1月26日(日)、佐倉合気会の新年鏡開き式を行います。
 9時30分から通常稽古、10時30分から鏡開き式、11時から直会・新年会をめどとしています。直会・新年会では、お汁粉のほか、簡単な食事(オードブル)を用意しています。ぜひご参加ください。
・2月9日(日)、午後2時30分から千葉県合気道連盟の新年賀詞交歓会がメイプルイン幕張にて行われます。

*** 山根政行著「へちまの葉」(p50~51)から ***
   「年 頭」
 皆さま明けましておめでとうございます。
 昨年は国内外にあっても激動の年、といわれましたが、今年はどのような年でありましょうか。
 さまざまな社会の現象も元をただせばすなわち人の思いや行ないから生じるものでありましょうが、廻りが動けばなおさら自己をしっかりとさせる必要があるということもいえると思います。
 年頭にあたって、それぞれの所信を自からの内に明らかにして行くことはおおげさでないにしても一殊さわやかな緊張感を伴うものと思いますがいかがなものでしょうか。
 身一つの自分というものをしっかりとみつめ、大いなる可能性のうちのほんの少しづつでも地道に行なうことによって新たに信じられるところの自己の発見があったとしたらそれはそれで評価に値する結果であると思います。
 創造ということばがありますが、創造というと何かを造り産むという意味合いにとれますが考えてみますとこれらのことも受け入れる自己の側の器や感性といったものとおおいに関係しているということもいえるのではないでしょうか。
 脱皮し成長して行く過程においては例え正しいと信じる部分であっても捨て去る程の覚悟も場合によっては必要であると思います。
 いずれにしても日々に、新たに、行なうことによってのみ脱皮も成長も期待されるものと思います。
 日々の生活は現実でありますから理想ばかりも追ってはいられないでしょうが、そうはいってもこの大自然の中にその摂理とともに共存共栄していることも誰一人として否定し得ない現実でもあります。
 明るく楽しいそしてさわやかな一年でありたいと心から念じます。
 合気道は武道でありますが、このことを実現させる為の実践の道でもあるといわれております。
 今年も一年間よろしくお願い申し上げます。

【佐倉合気会会報】2019年12月(抄)

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【佐倉合気会会報】2019年12月
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 早いもので師走の月を迎えました。
 平成から令和への一年、皆様にとってどのような年だったでしょうか。
 締めくくりとなる12月も稽古により、体と心を整えてまいりましょう。

 2020年2月末までの市民体育館の予約が確定しましたので、稽古日をお知らせします。
 稽古の定例日は、日曜、火曜、土曜で、時間は、日曜が午前9時30分より午後零時30分(午前11時30分以降は希望者に対する剣杖の特別稽古)、火曜が午後7時より9時、土曜が午後3時より5時となっています。
 稽古日、お休み、課題は、次のとおりです。
 佐倉合気会では、まず基礎の技(入身投げ、四方投げ、第一教、呼吸法)とともに、基本技(天地投げ、回転投げ、小手返し投げ、第二教~第五教)を重点的に稽古します。
 さらに、合気道の技をより深く修得するため、週単位で課題を稽古します。

 【2019年12月】
 12月1日(日)第一教
 12月3日(火)第一教
 12月7日(土)第一教
 12月8日(日)第二教
 12月10日(火)第二教
 12月14日(土)第二教
 12月15日(日)第三教
 12月17日(火)第三教
 12月21日(土)第三教
 12月22日(日)第四教
 12月24日(火)稽古納め、第四教
 12月28日(土)お休み(年末のため)
 ※12月29日(日)から1月3日(金)までの間、佐倉市民体育館は年末年始の休館となります。

 【2020年1月】
 1月4日(土)稽古始め、第四教
 1月5日(日)第五教・短刀取り
 1月7日(火)第五教・短刀取り
 1月11日(土)お休み(佐倉市地域創生課事業のため)
 1月12日(日)お休み(佐倉市地域創生課事業のため)
 1月14日(火)入身投げ
 1月18日(土)入身投げ
 1月19日(日)お休み(柔道協会鏡開きのため)
 1月21日(火)四方投げ
 1月25日(土)四方投げ
 1月26日(日)小手返し、鏡開き(予定)
 1月28日(火)小手返し

 【2020年2月】
 2月1日(土)小手返し
 2月2日(日)回転投げ・十字絡み投げ
 2月4日(火)回転投げ・十字絡み投げ
 2月8日(土)回転投げ・十字絡み投げ
 2月9日(日)呼吸投げ
 2月11日(火)呼吸投げ
 2月15日(土)呼吸投げ
 2月16日(日)呼吸投げ
 2月18日(火)呼吸投げ
 2月22日(土)呼吸投げ
 2月23日(日)杖取り
 2月25日(火)お休み(市民体育館休館日のため)
 2月29日(土)杖取り

○行事等の予定
・12月22日(日)午後4時から概ね午後7時まで、佐倉合気会納会を行います。場所は、山根夫人マンション(京成佐倉駅南口から徒歩1分)。会費は男性3,000円、女性2,000円、学生無料です。皆様ご参加ください。
・1月26日(日)、新年の鏡開きを予定しています。

○ビデオライブラリの貸出について
 故山根政行先生の指導、演武を中心に、佐倉合気会がこれまで記録してきた動画ライブラリ(DVD等)の貸出を開始しています。合気道を学び、研究する上でのよき資料です。
 動画ライブラリの目録と貸出中の有無は、佐倉合気会ホームページに掲載しています(現時点では、貸出を開始したものは目録中の一部となっています)。
 貸出を希望される方は、道場において貸出係(青木さん、高屋敷さん、原木さん)におたずねください。

*** 山根政行著「へちまの葉」(p84~85)から ***
   「形」
 パラパラとめくった漢詩本の中に「芷蘭は深林に生ずるも、人無きを以って芳しがらずんば非ず」(荀子)とありました。
 森の奥深く見る人がいないからといって芳香を放たないということはない、即ち人の目を気にすることなく常であれ、という教えであるとのことであります。
 裏返せば人目に晒されてもなを変わらない程に貫き通せということでもありましょう。
 芷蘭(しらん)がどの様な香りの花なのか、それこそ知らんのでありますが、一片の花を通じて生きることのいさぎよさとさわやかさの何たるかをおしえられる思いがいたします。
 以前触れました君子蘭にしましても、凛と咲くその花の形の中に気品の何たるかを示す答えがある様に思えてなりません。
 声なき声がほとばしり、形となることの素晴しさが身の廻りには充満していると思います。
 物であれ、事であれ、形の本質ということについては一緒のように思えます。
 理に合し、法に照らして筋道が通ることによって形は産まれ、造られてくるものと想像されます。
 過日虎ノ門の金比羅宮で「中に誠あれば外に形わる(うちにまことあればそとにあらわる)」という言葉を目にして思わず深い喜びをかんじたことがありました。
 誠の程はともかくとして、形は内から産まれてくるものだというところに共感を覚えたものであります。
 大きな刺激のみに順応する心身であれば不都合この上もないことは容易に想像できるところであります。
 わずかな声や光の変化を認めることも又大切なことといえましょう。
 合気道の稽古にしましても、始めは形から入りますが、こうしたわずかな声や光のひびきを正確にとらえて、正しく形が産まれてくるように中なる誠そのものを少しづつ練って行くところに意味があると信じます。

【佐倉合気会会報】2019年11月(抄)

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【佐倉合気会会報】2019年11月
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 例年にない台風、大雨により、佐倉市内では多数の浸水被害が生じました。
 被災された方々に対し心からお見舞い申し上げます。
 今月も稽古を通じて心と体を整えてまいりましょう。

 2020年1月末までの市民体育館の予約が確定しましたので、稽古日をお知らせします。
 稽古の定例日は、日曜、火曜、土曜で、時間は、日曜が午前9時30分より午後零時30分(午前11時30分以降は希望者に対する剣杖の特別稽古)、火曜が午後7時より9時、土曜が午後3時より5時となっています。
 稽古日、お休み、課題は、次のとおりです。
 佐倉合気会では、まず基礎の技(入身投げ、四方投げ、第一教、呼吸法)とともに、基本技(天地投げ、回転投げ、小手返し投げ、第二教~第五教)を重点的に稽古します。
 さらに、合気道の技をより深く修得するため、週単位で課題を稽古します。

 【2019年11月】
 11月2日(土)後ろ両手取り
 11月3日(日)後ろ両肩取り
 11月5日(火)後ろ両肩取り
 11月9日(土)お休み(佐倉市生涯スポーツ課事業のため)
 11月10日(日)お休み(渡邉道場(空手)使用のため)
 11月12日(火)後ろ片手取り首締め
 11月16日(土)後ろ片手取り首締め
 11月17日(日)後ろ両袖取り・後ろ両肘取り
 11月19日(火)後ろ両袖取り・後ろ両肘取り
 11月23日(土)後ろ両袖取り・後ろ両肘取り
 11月24日(日)呼吸法・天地投げ
 11月26日(火)呼吸法・天地投げ
 11月30日(土)呼吸法・天地投げ

 【2019年12月】
 12月1日(日)第一教
 12月3日(火)第一教
 12月7日(土)第一教
 12月8日(日)第二教
 12月10日(火)第二教
 12月14日(土)第二教
 12月15日(日)第三教
 12月17日(火)第三教
 12月21日(土)第三教
 12月22日(日)第四教
 12月24日(火)第四教、稽古納め
 12月28日(土)お休み(年末のため)
 ※12月29日(日)から1月3日(金)までの間、佐倉市民体育館は年末年始の休館となります。

 【2020年1月】
 1月4日(土)稽古始め、第四教
 1月5日(日)第五教・短刀取り
 1月7日(火)第五教・短刀取り
 1月11日(土)お休み(佐倉市地域創生課事業のため)
 1月12日(日)お休み(佐倉市地域創生課事業のため)
 1月14日(火)入身投げ
 1月18日(土)入身投げ
 1月19日(日)お休み(柔道協会鏡開きのため)
 1月21日(火)四方投げ
 1月25日(土)四方投げ
 1月26日(日)小手返し、鏡開き
 1月28日(火)小手返し

○行事等の予定
・11月1日(金)から3日(日)までの3日間、日本武道館研修センター(勝浦市沢倉)において第7回全国合気道指導者研修会が開かれ、千葉県連代表として三浦史明会長が参加します。
・11月2日(土)、3日(日)、千葉県総合スポーツセンター武道館において第14回千葉県地域社会合気道指導者研修会が開かれます。講師は本部道場の小林幸光師範、合気道館小倉台道場の岡本昇氏、柏合気会の宮等氏です。
・11月24日(日)、千葉県総合スポーツセンター武道館において、千葉県合気道連盟主催の研修大会が行われます。時刻、内容等の詳細は、道場にてご案内します。どうぞご参加ください。
・12月22日(日)午後4時から概ね午後7時まで、佐倉合気会納会を行います。場所は、山根夫人マンション(京成佐倉駅南口から徒歩1分)。会費は男性3,000円、女性2,000円、学生無料です。皆様ご参加ください。
・1月26日(日)、新年の鏡開きを予定しています。

*** 山根政行著「へちまの葉」(p82~83)から ***
   「力量の世界」
 針の穴を駱駝が通る。ということを聞いたことがあります。
 もちろん実際に通れるものではありませんが現実にあの小さな針の穴をらくだが通れるなどとは考えただけでも楽しくなります。
 人の考え方の斬新さには誇りすら感じさせられるものがあります。
 川上哲治さんや王貞治さんクラスの人になるとボールがベース上で止まって見え、且つ糸の縫い目迄見えたと聞いたことがあります。
 針の穴にしても、ボールにしても凄い話とは思いますがいずれも実感として実現させるだけの力量を有していればこそであり、当然といえばそれ迄のことであります。
 時速二百キロメートルで疾走する車に同じ速度で並走することができれば相対的に止まっていると感じることができるからであり、復元力を持たない不備は限りなくその不合理を拡大されて行く可能性があるからであります。
 しかし乍ら、時速二百キロメートルで並走すること、即ち相手と同じ速度に合わせるということは容易なことではありません。
 又、自他の不備、不合理を感じること自体力量を要するものであり、更に不合理を合理ならしめる為の力量となれば一朝一夕に成るものとも思えません。
 三種の神器とされる鏡、剣、玉の三つにしましてもそれぞれ調和を感じとる力、調和を実現させる力、調和そのものに価値を認める力を象徴しているものと解釈いたします。
 何キロの重さを持ち上げるというようなベクトル的な力は理解し易いものでありますが、変化し生き続けるいのちのちからの世界にあっては油断ならないものがあります。
 いずれにしましても、バランスはアンバランスの存在によってこそ感じることができるものであります。
 正しきを正しきまゝにとどめずますます正しかれと願う力量の養成が合気道の稽古の中にはあるように思えてなりません。